その点バッファロー・チキン・ウイングの場合、どちらかといえば「辛さ」と基本としたテイストから日本流にいうなれば「酒の肴」的扱いを受ける方が多いようです。
真っ赤なホットソースでマリネードされた外見。「ブレイジン」「ホッター」「オリジナル」と、好みに応じて三段階に分けられる辛さ。口直し、あるいは辛さを調節するために必ず添えられるブルーチーズ・ドレッシング。そしてセロリ、キャロットの野菜スティック…。こうした取り合わせからしても、まさにこれは大人の食べ物でありアメリカの代表的「酒の肴」なのです。
事実、彼の地のパブでは、ビールの友としては欠かすことの出来ない最もポピュラーなメニューの一つです。素揚げされたチキンと独特のスパイス(ソース)が生み出す味のハーモニー。これらは日本人が今だかつて無い体験したことのないテイストなのです。
|